パレスチナ西岸地区消防機材整備計画

パレスチナ西岸地区消防機材整備計画

発注者:独立行政法人 国際協力機構(JICA)

履行期間:2023年2月~2025年2月

 

概要:

パレスチナ自治区西岸地区では、火の不始末や放火、家電事故等を主な原因として年間約1万件の火災が発生している一方で、パレスチナ自治政府の慢性的な財政不足による消防車両の不足と老朽化は、適時・適切な消火・救助活動を妨げ、被災規模を拡大させる要因となっています。 本計画では、西岸地区12県の内、火災発生件数や救助要請件数が多いジェニン、トゥルカレム、ラマッラの3県に配備されている老朽化した消防車両を更新し、消防体制を維持・強化することを目的としています。

 

ジェニン県内の消防署配備の消防ポンプ車                                    配備から30数余年が経過。消火機能が損なわれている他、故障が頻発しており退役予定。
ジェニン県内の消防署配備の消防ポンプ車                                    配備から30数余年が経過。消火機能が損なわれている他、故障が頻発しており退役予定。